東急 走行中に右側のドア全部開く

東急大井町線で走行中ドア開く、乗客200人けがなし

 11日午前10時50分ごろ、東京都品川区の東急大井町線大井町駅を出発した二子玉川行き普通電車(5両編成)が駅から約170メートル進んだところで、車両右側のドアが一斉に約60センチ開くというトラブルがあった。
 異常に気付いた運転士が非常ブレーキをかけ、車両はドアが開いたまま約100メートル走って停止した。
 電車は当時、時速50キロで走行、乗客は約200人いたが、大半が座っていたためけが人はなかった。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、重大事故につながりかねないとして、調査官の派遣を決めた。
 東急によると、ドアは一両につき片側に四つある。同電車は、出発直前にも一度閉めた右側ドアが一斉に約30センチ開いたが、閉めるための操作を再度行ったところ正常に閉じたため、そのまま出発していた。車両ドアは圧搾空気で開閉させる仕組みで、同社では、この開閉装置が誤作動を起こしたとみて調べている。
 このトラブルで大井町線は約30分にわたって上下線で運転を取りやめ、約5000人に影響が出た。

[読売新聞 2006年3月11日]

http://www.tokyu.co.jp/railway/railway/mid/oshirase/owabi_060312.htm 大井町線車両事故に関するお詫び


 乗客がほとんど座っていたからよかったですが、これが通勤時間帯におきたとしたら、大惨事は避けられなかったでしょう。これを反省点にして、しっかりと対策して欲しいと思います。