山手線などトラブルの原因

山手線などの線路隆起は施工ミスが原因、JR東が発表

 東京都内で今年2月以降、JRの線路下で行われていた道路工事の影響で線路が隆起するなど3件続いたトラブルについて、JR東日本は2日、いずれも施工ミスが原因だったと発表した。
 原因となった工事はいずれも、鋼管を並べて埋め込み、その中にコンクリートを流し込む「HEP&JES」と呼ばれる工法。4月24日、山手線などが5時間半にわたって運休したトラブルでは、一般の鋼管よりも弱い部材を線路下に設置したうえ、鉄板を固定せずにコンクリートを流し込んだため、線路が最大で6・6センチ隆起した。2月20日に山手線外回り新橋―浜松町で起きたトラブルと、4月21日に昭島市内の青梅線で起きたトラブルも施工にミスがあった。

[読売新聞 2006年6月2日]