北海道新幹線のレール北海道上陸

北海道新幹線 レール240本、函館港に初めて陸揚げ
 
 2015年度の開業を目指す北海道新幹線新青森-新函館間、約149キロ)用のレール240本が19日朝、函館市港町の函館港に初めて陸揚げされた。
 北九州市新日本製鉄八幡工場で製造し、貨物船で運搬されてきた。1本の長さ25メートル、重さ1.5トンで、1メートル当たりの重量は60キロと、新幹線の荷重に耐えられるよう一般在来線用のレールより20%重い。
 同港内のヤードに一時保管された後、9月以降に渡島管内知内町木古内町間の在来線との共用区間約6キロに運び、試験的に敷設される。
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局によると、全区間のうち、既に新幹線規格のレールが敷設されている在来線との共用区間青函トンネル内(約54キロ)を含め82キロ。幅が広い新幹線に対応するため同区間は現在のレールの外側に1本を増設する。残る新規区間は2本を敷設し、完成までに約2万4000本が使用される。

毎日新聞 2006年6月19日]