JR東日本 障害時のイライラ解消

JR東日本、障害時のイライラ解消に70億円投資

 山手線や京浜東北線などで大勢の人に影響の出るトラブルが相次いでいたJR東日本は4日、復旧までの時間を短くするため技術者が常駐する拠点を増やすなど、利用者のイライラ解消のために約70億円を投資すると発表した。
 相次ぐトラブルにも、「原因はそれぞれ異なっていて一概に論じられない」との構えだった同社だが、利用者からの批判を重く見て、対策に本腰を入れる。
 対策は、この日記者会見した清野智社長が明らかにした。まず、列車がトラブルを起こした際、係員が現場に到着するまでの時間を短くするため、今年度中に、車両や信号、線路の技術者が待機する拠点を約10か所増やし、新たに100人程度配置する。運転システムに障害が起きた場合、指令が状況を素早く把握して運転再開の手配を行うため、情報入力を行う端末も増設する。これらの復旧対策について、清野社長は、「これで何分短くなるとは言いにくいが、1分でも短くしたい」と語った。

[読売新聞 2006年7月4日]


参考:http://www.jreast.co.jp/press/2006_1/20060701.pdf