仙台市立病院 長町に移転正式決定

仙台市立病院:太白区「音楽堂」予定地に移転--敷地面積は2倍 /宮城

 仙台市立病院(若林区)が、建設計画が凍結中の「音楽堂」予定地(同市太白区長町1)に移転することが正式に決まった。開発が進む「あすと長町土地区画整理事業」用地内にあり、敷地面積は約3・5ヘクタールと現在の約2倍となる。
 同病院は老朽化が進み耐震性に問題があるため、昨年10月から「新しい市立病院のあり方に関する検討委員会」(濃沼信夫委員長)が移転先を検討していた。JR長町駅や市営地下鉄南北線長町1丁目駅、市バス路線が利用できるうえ、現在の患者が若林、太白区在住者が多いため、診療の継続性があることなどを考慮したという。
 検討委は今年度中に病院の基本構想をまとめ、来年度以降、建設費用や着工時期などの詳細について検討を始める。

毎日新聞 2006年10月21日]