東北新幹線開業に合わせて新青森駅構内複線化

奥羽線新青森駅の構内を複線化

 二〇一〇年度に予定される東北新幹線新青森駅開業に伴い、奥羽線新青森駅構内の線路が複線化されることが十九日、分かった。これまでの単線が複線となることで、新幹線ダイヤに合わせて在来線の上下列車が待機できるようになり、利用者の乗り継ぎの利便性が確保される。
 事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が同日までに青森市に示した奥羽線新青森駅改修計画によると、駅構内の線路が一線増線される。複線化部分の延長は、最長四百八十メートルの貨物列車の緊急的な停車を想定して五百三十四メートルとする。ホームについては拡幅のほか、寝台特急日本海」の停車を視野に入れ、従来の百四十メートルから二百八十五メートルに延伸する。
 また、現在の同駅の待合室と跨線橋が新幹線新青森駅舎建設に支障を来すことから、現青森駅側に約三十メートル移設する。〇七年度早々に着手、七月ごろまでに仮の駅舎と跨線橋が完成する見込みで、新幹線新青森駅の開業に合わせて撤去する。近隣住民を対象とした工事説明会は四月上旬を予定している。

東奥日報 2007年2月20日]