JR西日本米子支社 168ヶ所に新型ATS

JR米子支社:管内の168カ所に新型ATS新設 /島根

 05年4月のJR福知山線脱線事故を受けて策定した安全性向上計画に基づき、JR西日本は米子支社管内の線路計168カ所に新型ATS(自動列車停止装置)を新設した。列車が速度超過した場合に列車を減速させる従来型と違い、非常ブレーキを掛ける機能があり、山陰線を皮切りに順次使用を始め、3月末までに全面使用する方針。
 設置された新型ATSは長さ51センチ、幅28センチ。従来型と合わせた運用で安全性を格段に向上させる狙いがあり、ポイント付近などの線路内に設置した。20日は、山陰線に設置された116カ所のうち、東浜~倉吉と安来~江津間の計52カ所で使用が始まった。
 同支社管内にはこれまで、従来型ATSが鳥取県で11カ所、島根県で15カ所設置されていた。

毎日新聞 2007年2月22日]