2025年 リニア営業開始へ

2025年にリニア営業開始、首都─中京圏JR東海目標

 JR東海松本正之社長は26日の記者会見で、超高速のリニアモーターカーの営業運転を2025年に開始する目標を明らかにした。
 東京―大阪間を超電導リニアモーターカーで結ぶ「中央リニア新幹線」構想のうち、まず首都圏―中京圏間で始める考えという。ルートや整備時期、国との費用負担などは、今後検討するとしている。
 東海道新幹線(東京―新大阪間)は、輸送力のアップや、高速化のための技術改良がほぼ限界に達している。このためJR東海は昨年6月に設置した「東海道新幹線21世紀対策本部」にリニア開発本部などを移管し、将来の強化策を検討してきた。昨年9月には、超電導リニアの走行試験をしている山梨リニア実験線山梨県都留、大月市)を、現在の18・4キロから42・8キロに延伸し、工事などの費用3550億円を全額自社負担する計画も発表した。

[読売新聞 2007年4月26日]