片町線 京田辺~木津間7両に

京田辺-木津間を7両編成に JR片町線 同志社前駅改良も

 JR西日本は16日、片町線学研都市線)の京田辺-木津間を2009年度末までに現行の4両編成から7両編成に変更する、と発表した。沿線人口が増加しているためで、同志社大が要望していた同志社前駅京都府京田辺市)のホーム改良も同時に行う。JR西の山崎正夫社長が定例会見で明らかにした。
 同線は現在、京橋-京田辺間は7両、京田辺駅以南は3両切り離して4両で運行しているが、木津川市精華町の人口増加で同線の利用客も拡大傾向にある。このため、京田辺駅での分割を廃止して7両のまま木津駅まで運行する体系に変更。これに合わせ、同志社前駅以南の各駅でホームの延伸工事を行う。
 また、同志社前駅は西側の改札に行くのに南端の踏切を通らねばならないことがあるため、通学に同線を使う同大生は前方車両に固まりやすく、05年4月の尼崎脱線事故では前方車両にいた同大生が多数死傷した。同大からも改善の要望が強かったため、7両化に合わせてホームを改札側に統一することにした。
 山崎社長はまた、新型列車自動停止装置(ATS-P)を京田辺-木津間で2011年度中に整備する計画も明らかにした。

京都新聞 2007年5月17日]