信越線貨物列車 脱線なし

JR信越線トンネルの貨物列車「脱線・損傷なし」と判明

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は17日、新潟県柏崎市内で脱線した電車の状況などについて現地調査を始めた。
 このうち、JR信越線の柏崎市内のトンネルを走行中だった貨物列車(17両編成)が脱線したとされた事故について、車両はいずれも脱線していなかったことがわかった。
 車両を運行しているJR貨物などでは当初、運転士からの報告で、貨物列車をけん引する電気機関車が脱線したとしていた。しかし、調査官が17日朝、トンネル内に入って確認したところ、機関車は脱線しておらず、後続の貨物列車にも損傷などはなかった。事故調は、柏崎駅構内で脱線し、大きく傾いた電車についても調査を実施。なぜ先頭車両だけが大きく傾いたのか、原因を調べている。

[読売新聞 2007年7月17日]