東北新幹線 320キロ新型車両投入へ

東北新幹線に世界最速の時速320キロ新型投入 東京-新青森3時間5分

 JR東日本は6日、平成22年度末に予定している東北新幹線八戸-新青森間の開業に伴い、東京-新青森間を最速3時間10分で結ぶ計画を発表した。24年度末からは、さらに3時間5分に短縮する。フランス国鉄のTGVと並び世界最速となる営業最高時速320キロの「新型はやて」を投入することで、現在の「E2系はやて」(同275キロ)と比べて約10~15分短縮されるという。
 「新型はやて」は1日2~3往復運転する予定。当初は最高時速を300キロに抑えて走行し、車輪やブレーキパッドの摩耗具合を確認したうえで、24年度末に時速320キロでの運転を開始する。
 同社は、秋田新幹線「こまち」も24年度末から別の新型車両に切り替える予定で、25年度末までにはすべての「はやて」「こまち」が高速化されるという。
 現在、東京から青森までは、八戸駅での新幹線から特急への乗り換え時間を含めて最短でも3時間59分かかる。

産経新聞 2007年11月6日]