九州新幹線長崎ルート 並行在来線はJR九州運行

並行在来線、20年間継続へ=JR運行を正式発表-九州新幹線

 佐賀、長崎両県とJR九州は17日夜、九州新幹線長崎ルート着工に向け、同社が並行在来線の運行を新幹線開業後20年間継続することなどで合意したと正式発表した。
 3者の合意内容はまず、経営分離が計画されていた一部区間について、経営分離せずに新幹線開業後20年間(建設期間なども含め実質約30年間)JR九州が運行を継続する。整備新幹線の着工には並行在来線の経営分離に対する沿線自治体の合意が必要で、長崎ルートは2市町の反対で着工できなかったが、今回の措置で手続き上は障害がなくなるとみられる。並行在来線のJR運行は異例な措置。

時事通信 2007年12月17日]