「なは」 記念入場券20分で完売

「なは号」入場券20分で完売 早朝からファンら列 JR熊本駅

 3月15日のダイヤ改正で廃止となるJRの寝台特急「なは号」の記念入場券が15日、熊本市のJR熊本駅で販売された。発売開始の午前5時40分には鉄道ファンら約70人が列をつくった。列車名にちなんだ785セットの入場券は約20分で完売した。
 列の先頭は熊本市の30代男性で14日午後1時に寝袋持参で一番乗り。東京都品川区の会社員大谷剛さん(32)は双子の娘と熊本入り。双子の1人、理咲(りさ)ちゃん(6つ)は「厚着したから寒くないけど、眠たい」。熊本市龍田弓削の会社員江口隆博さん(34)は「初めて乗った寝台列車が『なは号』。京都に向かう『なは号』から見える瀬戸内海の朝日は美しかった。忘れられない」と寂しそうに話した。

西日本新聞 2008年2月16日]