強風でダイヤ乱れる

関東で強風、鉄道乱れる=昨年より9日遅く春一番

 急速に発達した低気圧の影響で、関東地方では23日、南部を中心に南よりの強い風が吹いた。気象庁は、関東地方で春一番が吹いたと発表。強風の影響で、鉄道の一時運転見合わせが相次ぎ、広範囲で遅れが出るなどダイヤが乱れた。
 気象庁によると、関東地方の春一番は昨年より9日遅い。午後5時までに東京・大手町で27.9メートル、埼玉県熊谷市で26.1メートル、前橋市で24.7メートル、千葉市で27.9メートルなどの最大瞬間風速を観測した。
 鉄道は一時運転中止や遅れが相次ぎ、JR東日本は同日午後、総武線京浜東北線京葉線などの全線と、武蔵野線などの一部区間で運転を一時中止。東北新幹線では、栃木県矢板市で架線に飛ばされたトタン板や倒木が接触し停電、全線で運転を一時見合わせた。
 東海道新幹線では大津市で下り線の架線に農業用シートが引っ掛かかり、撤去のため下り線の運転を一時見合わせたため、11本に最大約30分の遅れが生じ、約1万人に影響が出た。

時事通信 2008年2月23日]