おおさか東線 報道公開

おおさか東線」を報道公開 8、9日には試乗会

 15日に一部開業するJR西日本の「おおさか東線」が7日、報道陣に公開された。今回開業するのは久宝寺~新大阪(約20キロ)のうちの久宝寺~放出間(約9キロ)。城東貨物線(単線)を電化・複線化したもので、6両編成の普通列車を走らせ、所要時間は15分。開業から1日計142本の列車を運行し、1日3万6000人の乗降客を見込んでいる。
 5つの新駅のうち3駅で大阪市営地下鉄中央線近鉄奈良線、同大阪線と連絡。大阪東部は南北を結ぶ鉄道がなかったことから、乗り換えの利便性は大幅に向上する。
 「中小企業従業員の通勤が便利になり、商店街の活性化もはかれる」(今谷喜洋・東大阪商議所専務理事)と期待も高い。
 新駅デザインは、ものづくりのまち東大阪にふさわしく、駅舎に金属材料を多く用いた。JR河内永和、長瀬の2駅に在来線で初めて、ホームにさくを設けて、安全性も高めている。
 8、9の両日には、地元民や一般利用者、合計7300人を対象に試乗会を開催する。

産経新聞 2008年3月7日]