京阪中之島線 10月19日開業

京阪中之島線10月19日開業 出町柳駅と直通65分

 京阪電気鉄道は15日、大阪市内で工事を進めている中之島線の開業日を10月19日に決めたと発表した。開業に合わせて中之島駅大阪市北区)と出町柳駅京都市左京区)間を直通運転する「快速急行」を新設し、中之島のビジネス街と京都の街を約1時間で直結する。
 中之島線大阪市中心部の天満橋中之島間(約3キロ)を東西に結ぶ新線で、4駅が設置される。京阪電鉄によると、1日に約7万2000人が利用予定で、年間32億円の収入を見込むという。
 開業に伴ってダイヤを改正し、中之島線で1時間に8本の列車を運転し、うち2本を快速急行とする。快速急行中之島線の全駅と京阪本線の特急停車駅に加え、守口市寝屋川市、香里園各駅に停車する。所要時間は四条駅(開業時に祇園四条駅に改称予定)まで60分、出町柳駅まで65分。運賃は中之島出町柳駅間が530円に正式決定した。
 同社は、中之島線に新型車両を投入する。車体のカラーは伝統のある京のれんや水都大阪をイメージして紺色にする。特急車両と一般車両も車体の塗装を一新する。

京都新聞 2008年4月15日]