福知山線脱線事故から3年

JR西の刑事責任、夏までに最終判断…福知山線事故

 兵庫県尼崎市のJR福知山線で2005年、快速電車が脱線し107人が死亡、562人が重軽傷を負った事故で、業務上過失致死傷容疑で捜査する兵庫県警は、JR西日本幹部の刑事責任の有無を、今夏までに最終判断する見通し。
 これまでに延べ3万4000人の捜査員を投入。昨年から今年初めにかけて、山崎社長や事故当時、社長だった垣内剛・顧問(64)ら現・旧幹部らを相次いで参考人聴取した。
 一方、同社は今月1日、新たな安全基本計画を制定、企業風土改革に取り組む。補償交渉の成立は遺族の約2割、負傷者の約7割にとどまっている。

[読売新聞 2008年4月25日]