岩手・宮城内陸地震 仙台~八戸終日運休

東北新幹線、仙台~八戸は終日運休=11万人に影響、千人が9時間缶詰め

 JR東日本は14日、岩手・宮城内陸地震の影響で東北・山形・秋田新幹線が計145本運休し、上越長野新幹線を合わせた計101本が最大6時間20分遅れたと発表した。線路沿いの通信用ケーブルが切れるなどしており復旧に時間を要するため、東北新幹線仙台~八戸間と秋田新幹線は終日運転を見合わせ、15日始発から通常通りの運転を再開する予定。乗客約11万7000人に影響が出た。
 同社によると地震発生直後、東北新幹線3本が緊急停止し、乗客計約2050人が車内に閉じ込められた。このうち仙台~古川間で停止した下りはやて・こまち1号の乗客約1000人は、線路などの安全を確認した上で仙台駅に戻るまでの間、約9時間半缶詰め状態に。3人が気分の悪さを訴え、乗り合わせた医師らの手当てを受けた。

時事通信 2008年6月14日]