JR東日本 新型リゾートトレイン導入

JR東日本によると、現在運行されている「リゾートしらかみ」「きらきらうえつ」などの
観光地を結ぶリゾートトレインですが、
2010年12月が目標とされている東北新幹線八戸~新青森間の開業にあわせて、
主に津軽大湊線五能線を、また信州エリアでは主に大糸線を走行する
新型リゾートトレイン計10両が新造されることになりました。
今回導入されるリゾートトレインは、個人グループ問わず、どなたでも利用できます。
新造されるリゾートトレインは、2007年夏に小海線に導入した、
営業車として世界初のハイブリッド車両と同様のハイブリッドシステムが搭載され、
環境に優しく、観光地などを走行するに相応しい車体構造や車内設備を備えた新型車両です。
ハイブリッドシステムなどの導入により、現行の「リゾートしらかみ」車両と比較して、
燃料消費率の約10%の低減や排気中の窒素酸化物(NOx)などの約60%の低減が見込まれるほか、
駅停車時及び発車時の騒音も20~30dB程度低減できる見込みです。

1. 新造両数
 津軽大湊線:4両
 五能線:4両(既存のリゾートしらかみを1編成取替)
 大糸線:2両

2. 導入時期
 2010年の秋以降営業開始する計画です。
 ※ なお、津軽大湊線に導入する車両については、青い森鉄道への乗り入れが計画されています。

3. 車両概要
(1) 編成構成及び定員
津軽大湊線 2両編成×2(158名)
五能線 4両編成×1(154名、うちコンパートメント客室36名)
大糸線 2両編成×1(79名)
(2) ハイブリッド車両の特徴
・低燃費燃費が約△10%
・低騒音駅停車時のアイドリング音△20dB、発車時のエンジン音△30dB
・有害物質(NOx、PM)の排出減約△60%(※現行しらかみ編成との比較)
(3) 展望室
・両運転台の後部に配置、運転台前面窓と側面の大型窓による広い眺望
・眺望用腰掛やソファーを配置
(4) 一般客室(リクライニングシート)
・大型窓と高床による広い眺望
・ゆとりある回転リクライニングシート
・前方風景や観光案内を放映する映像装置を装備
(5) コンパートメント客室(五能線
・海岸線が長く続く五能線は海側にコンパートメントを配置
・グループやご家族に最適な個別空間を創出

http://www.jreast.co.jp/press/2008/20090113.pdf