新幹線「七戸駅」の路盤工事開始

 東北新幹線八戸-新青森間のうち、七戸駅(仮称)建設予定地を含む七戸町の大沢-鶴児平間(全長千七百十五メートル)の七戸駅路盤他工区工事安全祈願祭が二十九日、駅舎建設予定地で行われた。
 同工区は、町内で工事中の膝森路盤他工区(約千七百メートル)と栄路盤他工区(約千九百メートル)をつなぐ区間で、国道4号と交差し、荒熊内地区の駅舎建設予定地を通る路盤などの整備を行う。
 鉄道・運輸機構鉄道建設本部東北新幹線建設局によると、同町内の東北新幹線工事は四件の橋りょう・路盤工事、三件のトンネル工事が現在行われており、今回の工区が同町内で最後の発注となる。
 総工費は約十二億円で二〇〇八年二月完成の予定だ。
 安全祈願祭には、工事関係者ら約百二十人が出席。同建設局の中山範一局長、三村申吾知事、福士孝衛七戸町長らがくわ入れを行った後、関係機関の代表者が玉ぐしをささげ、工事の安全を祈った。

東奥日報 2005年10月29日]