羽越線試運転

黙とうささげ試運転を開始 山形・羽越線転覆

JR東日本は18日、山形県庄内町の特急転覆事故で不通が続いている羽越線鶴岡―酒田間で、19日の運転再開に向けて列車の試運転を始めた。事故現場では、試運転を前に献花台が設けられ、JR東日本の社員が通過車両に黙とうした。
試運転は18日夕方まで上下計7本で行われる。午前中は上下1本ずつ、気動車(3両編成)が事故現場を徐行して通過した。午後には脱線した特急「いなほ」と同じ車両も運行し、架線や信号、線路の状態に問題がないかどうか点検する予定。
運転再開に当たり、JRは現場付近に風速計3基を増設したほか、11月末までに現場を含む2.3キロ区間に防風柵を設置する。それまでの間、北余目砂越間の運行速度を45キロの徐行とするなど再発防止策をとることにしている。

河北新報 2006年1月18日]

http://www.jreast.co.jp/press/2005_2/20060104.pdf JR東日本