山手線大幅遅延

山手線レールへこむ、外回り3時間停止…道工事影響か

 20日午前7時ごろ、東京都港区東新橋1のJR山手線外回り新橋―浜松町間を走行中の電車運転士から、「車体が横揺れする」と、JR東日本の東京総合指令室に連絡があった。
 後続列車の運転士も、同じ場所で横揺れを訴えたため、午前7時55分ごろから外回りの運転を全面ストップして調べたところ、約15メートルにわたりレール数か所にへこみがあり、左右のレールで最大2センチの高低差が見つかった。
 同社で線路を修復したが、外回りは約3時間にわたって運転を見合わせたほか、京浜東北線埼京線でも遅れが出て、約11万2000人に影響した。
 現場の盛り土下では、20日未明から道路工事を行っており、同社では、この工事で線路の路盤が影響を受けた可能性もあると見て調べている。
 ラッシュ時を直撃したトラブルは、通勤・通学の足を直撃した。
 JR新宿駅では、乗客らがいらいらした表情で「大塚駅に行くにはどうしたらいいか」「乗り換えの仕方が分からない」などと駅員に質問を浴びせ、説明に追われていた。
 男性会社員(54)は、「高田馬場駅まで行くのに、離れた私鉄線の駅まで歩けと言われた」と怒っていた。
 JR新橋駅では、「遅延証明書」を受け取る乗客が列を作った。女性会社員(33)は「会社の定時に間に合うか危ないところ。トラブルはある程度は仕方ないが、JRは振り替え輸送などの対応が少し遅い気がする」と話していた。

[読売新聞 2006年2月20日]


最近、JR東日本の事故が相次いでいますが、
一番困るのが通勤ラッシュの時間帯の事故です。
事故が起きてしまったのはもうどうしようもないのですが、
なにが事故につながるかはわからないので、
気をつけてもらいたいです。