九州新幹線 開業2周年

つばめ 喜び半ば 九州新幹線 部分開業から2年 乗客増えても収入減

 九州新幹線「つばめ」が十三日、新八代鹿児島中央間開業から二周年を迎えた。二年目は、開業効果の薄れによる乗客数の減少も予想されたが、約三百三十六万人(一部見込み)となり一年目の約三百二十二万人を4%上回った。しかし、運賃収入は長距離より短距離での利用者が増えたため、一年目と比べ数%減少したという。
 JR九州によると、二年目は、鹿児島県内での定期券利用者が大幅に増え、ビジネスや通勤・通学が中心の平日客が一年目から7%増加。観光客中心の土日祝日の乗客数はほぼ前年並みで、同社は、女優の黒木瞳さんを起用したテレビコマーシャルなどによるPR戦略、沿線の観光資源に着目した旅行商品などが奏功したとみている。
 ただ、運賃収入面では一年目の“開業景気”の反動もあったとみられる。同社営業課は「新幹線は地域に根付きつつあるが、まだ乗ったことがない人は少なくない。二〇一一年の博多―鹿児島中央間全線開業に向け、少しでも利用者を増やしたい」としている。
 一方、部分開業に伴いJR九州が経営分離した区間を運行する第三セクター肥薩おれんじ鉄道熊本県八代市、八代―川内間)の二年目の運賃収入は前年から10%程度減少。同社は「沿線の過疎化が進み、マイカー利用者が増えているため乗客数が低迷した。新幹線の定期券利用者が増えたのも影響している」とみている。

西日本新聞 2006年3月14日]


やはり、部分開業では収入は上がらないということでしょうか?
全通すれば、山陽新幹線に直通するかもしれないので、
収入は上がるでしょうから…