青い森鉄道 赤字決算

青い森鉄道:最終赤字1936万円--05年度決算見通し /青森

 県と青森市八戸市など3市8町が出資する第三セクター青い森鉄道」(本社・八戸市、小枝昭社長)が26日の取締役会に報告した05年度(第5期)決算見通しで、最終(当期)赤字が1936万円に達することが分かった。開業準備金を計上した開業年度(02年度)以来の赤字で、累積赤字は9622万円。
 営業報告書によると、運賃などの営業収入は4億5556万円と前期比0・8%の増加にとどまったが、人件費などの営業支出は4億5881万円と同6%増えた。また、県から線路使用料2億8084万円の減免措置を受けた。
 赤字の理由について小枝社長は、沿線の高校生を中心とした鉄道利用者の減少が、予想以上に早いペースで進んだことを挙げた。05年度の乗客減少率は中期経営計画(05年3月策定)時の2%を大きく上回り、6%前後になる見通しで、「大変厳しい状況」(小枝社長)という。
 同社は、東北新幹線開通に伴い、並行在来線の目時(三戸町)―八戸間25・9キロを営業区間としている。

毎日新聞 2006年4月28日]


青い森鉄道は、現在は目時-八戸間だけなので、収入が上がらないのも無理はないでしょう。
しかし、東北新幹線新青森まで延伸したら八戸-青森間も移管される予定なので、
本当の勝負はそこからになるでしょう。
いずれにしても、いくら第三セクターとはいえ、
貨物や寝台特急も通る日本の大動脈なので赤字になったからとはいえ
簡単に廃止になることはないでしょう。