新「長町駅」 9月18日開業

新長町駅、9月18日開業 跡地に広場など整備 仙台

 仙台市の副都心づくり「あすと長町土地区画整理事業」(太白区)の一環として、高架化されるJR東北線の新「長町駅」が9月18日に開業することが9日、分かった。廃止される地上線跡地には、駅西口広場や都市計画道路が整備される。JR東日本が近く発表する。
 高架化されるのは、新「長町駅」を中間地点とする南仙台―仙台駅間の東北新幹線と並行する約2.5キロ。橋の最大高は約5メートルで新幹線高架橋とほぼ同じ。景観に配慮し橋げたの間隔も新幹線高架橋に合わせた。事業費は約170億円。
 これに伴い東北線は、踏切1カ所がなくなるほか、都市計画道路4カ所を含む道路12カ所と立体交差する。高架東側の「あすと長町」と西側の既存商店街が結ばれる。
 長町駅舎は、現在の地上駅から約70メートル北側の高架下に新築移転する。市は、地上線廃線後に駅周辺の整備に着手し、西口広場は2008年度初めの完成を目指す。
 JR東日本は9月17日深夜から18日未明にかけて高架切り替え工事を実施。長距離夜行や貨物の運行に一部影響するため、当日のダイヤ変更を検討している。
 南仙台―長町駅間に新設される「太子堂駅」(太白区)も来年3月の開業に向けて工事が進んでいる。

河北新報 2006年6月10日]