相鉄JR直通か?

JR直通 相鉄に認定書 関東運輸局

 国土交通省関東運輸局は9日、相模鉄道横浜市西区)と独立法人・鉄道建設・運輸機構(横浜市中区)から申請があったJR東日本との相互直通運転の営業構想を認定した。同日、関東運輸局で大藪穣治局長が及川陸郎・相模鉄道社長と酒井敬史・鉄道機構理事長代理に認定書を手渡した。
 相鉄線西谷駅横浜市瀬谷区)とJR東日本東海道貨物線・横浜羽沢駅(横浜市港北区)の区間2・7キロメートル。相鉄線の都心への乗り入れ計画の1期計画にあたるもので、8月までに計画を申請、認可を得て9月着工、平成27年3月に完成の予定。工事費は約700億円。
 引き続き、申請中の第2期計画では、羽沢から新横浜駅を経て日吉駅東急東横線に接続、東急との相互直通運転を計画しており、1、2期の全区間(約12・7キロメートル)が整備されると、県央部から相鉄線、JR線、東急線を経て新宿、渋谷の東京都心への相互直通運転が実現する。
 全体の事業費は、2700億円。JR貨物船を活用することで新線建設の約2分の1の低コストで新ルートが開通することになる。

[フジサンケイ ビジネスアイ 2006年6月10日]