羽越線脱線事故 あしたで半年に

羽越線脱線あすで半年、福知山線事故の負傷者ら千羽鶴

 JR羽越線特急の脱線・転覆事故から半年となる25日を前に、兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故の負傷者ら5人が24日、羽越線の事故現場を訪れ、千羽鶴を供えた。
 訪れたのは、福知山線事故で左足に軽傷を負った同県宝塚市の小林祐子さん(32)と、負傷者をサポートしているNPO法人「市民事務局かわにし」のメンバーら。折り鶴は、「同じ列車事故に遭った者として支援したい」と、「かわにし」が全国から募り、自分たちで折った分と合わせて1万羽を超えた。
 小林さんらは、現場そばの小屋にある献花台に千羽鶴を供え、犠牲者の冥福(めいふく)を祈り、「寂しく、寒い中で亡くなり、大変つらかったろうと思い、手を合わせた」と話していた。

[読売新聞 2006年6月24日]