阪急電鉄

阪急電鉄が新車両9000系 車内に液晶画面

 阪急電鉄は、新型車両9000系が完成し、三十一日から神戸線で営業運転を始めると発表した。伝統的なあずき色の外観は旧モデルとほとんど変わらないが、車内に液晶画面を備え、行き先案内を始める。
 現在、神戸線を走る8000系の次世代モデル。今回、導入するのは八両一編成だが、順次、旧モデルを9000系に更新していくという。内装もこれまでのデザインを継承し、木目調の壁とグリーンの座席。天井は高くした。
 車内に液晶画面のほか、扉の開閉を事前に知らせる予告灯を備えた。また、外観の行き先表示に発光ダイオードを使い、見やすくした。
 この新車両は神戸線のみで運用。営業運転初日の三十一日には梅田駅で出発式を催し、記念ヘッドマークを取りつけて走行する。

神戸新聞 2006年7月21日]