JR東海 減収増益

JR東海、減収増益 万博反動で乗客減

 JR東海が28日発表した2006年4-6月期連結決算は、前年の愛・地球博愛知万博)開催の反動で在来線の乗客数が減ったことなどから、売上高は前年同期比0・4%減の3618億円となる一方、支払利息の減少などで経常利益は7・9%増の858億円、純利益は7・7%増の504億円と減収増益だった。
 鉄道の輸送量は在来線が2・5%減、東海道新幹線は3月のダイヤ改正などの効果から0・5%増で、運輸収入はほぼ前年並みだった。費用面では減価償却費が49億円減少し、長期債務の圧縮を進めたことで支払利息が33億円少なくなり、増益につながった。

中日新聞 2006年7月29日]