JR西日本 増収増益

GWの輸送好調で増収増益 JR西

 JR西日本が31日発表した今年4-6月期連結決算は、純利益が前年同期比20・6%増の167億円だった。山陽新幹線をはじめゴールデンウイーク中の輸送が好調だったほか、福知山線の運休など、昨年4月の尼崎脱線事故に伴う関連費用が大幅に減ったのが主な理由。売上高は2・2%増の3000億円だった。
 事故にもかかわらず、昨年4-6月期は04年4-6月期を売上高、純利益で上回っており、これで3年連続の増収増益となった。
 事故関連では、4月に実施した犠牲者の慰霊式や現場マンションを警備する費用などとして3億円を特別損失に計上。07年3月期の事故の影響による減収分は約3億円と見込んでいるという。

共同通信 2006年7月31日]