山陽本線 明石-西明石間に新駅

JR明石-西明石間に新駅 11年度中に開業へ

 明石市は八日、JR神戸線の明石-西明石駅間(同市硯町一)に新駅を設置することでJR西日本と合意したと発表した。二〇〇七年度に都市計画の手続きをして、〇八年度から用地買収などに着手、一一年度中の開業を目指す。
 国道2号と国道175号が交差する和坂交差点の北東で、両駅間(三・四キロ)の明石駅寄り。市内にある県立成人病センターや、県立大学明石キャンパスが徒歩十分圏内になる。
 市は一日当たり一万七千人の乗降客を見込んでいる。駅や駅前広場、アクセス道路などを含めた事業費は約四十億円で、市が三分の一程度を負担する予定。
 JR西は、利用者の利便性向上や利用促進などを目的に新駅の設置を進めている。神戸線では、大久保駅以西などの駅間距離が長い区間でも新駅設置の検討を進めてきたが、多くの利用者が見込まれる明石-西明石駅間の優先順位が高いとして、設置に合意した。近く、JR西と市で覚書を交わす。
 神戸線では、〇五年三月、曽根-御着駅間に「ひめじ別所駅」(姫路市)が開業。来年春には西ノ宮-芦屋駅間に「さくら夙川駅」(西宮市)の開業が予定されている。加古川線では、日岡-神野駅間で一〇年度の新駅開業を目標に、加古川市がJR側と協議を進めている。

神戸新聞 2006年12月9日]