釧網線でDMV試験営業

線路も車道も走れる、DMV試験営業…JR北海道

 JR北海道が開発した線路と車道の両方を走行できるDMVデュアル・モード・ビークル)の試験的営業運行が14日、釧網(せんもう)線で始まった。
 マイクロバスのような車体で、16人乗り1両編成。浜小清水(小清水町)―藻琴(網走市)駅間の往復22キロを約1時間で運行する。往路は線路、復路は国道を走る。
 折り返しの藻琴駅では、線路に取り付けた補助器具を利用して、鉄車輪からゴムタイヤへの移行が完了すると、乗客から歓声が上がった。
 6月30日までの土日祝日と5月1、2日の計28日間、1日3往復する。7月以降は、周辺の観光地を巡る周遊ルートの導入を予定している。DMVは、過疎地の貴重な交通機関として全国的に注目され、視察が相次いでいる。

[読売新聞 2007年4月14日]