秋田内陸縦貫鉄道 廃止検討

秋田内陸縦貫鉄道:「存廃、1年以内に結論」 知事、赤字続きで方針 /秋田

 赤字経営が続き、存廃の岐路に立つ第三セクター秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)について、寺田典城知事が1年以内をメドに存廃の結論を出す方針を明らかにした。近く県職員1人を鉄道会社に派遣し、存続の可能性など経営見通しを見極めたうえで、最終判断する考えだ。
 縦貫鉄道は1986年の営業開始以来、営業赤字を県と沿線市町村が半額ずつ補てんしている。県と市町村を合わせた補てん額は06年度単年度だけで約2億9000万円に上っており、県からの累積補てん額は約18億円に膨らんでいる。

毎日新聞 2007年6月9日]