台風9号 ダイヤ大幅に乱れる

台風9号、首都圏~東北の鉄道ダイヤ乱れる 

 台風9号の影響で首都圏から東北にかけての鉄道ダイヤは7日も大きく乱れた。
 東海道新幹線は熱海~新富士間で降雨量が規制値を上回り運転を見合わせ、18本が運休し95本が遅れ10万人に影響した。東海道以外の新幹線では山形新幹線が終日運休したほか、倒木などで東北・秋田、長野新幹線が一時ストップし、同日朝から63本が運休、29本が遅れ影響は2万9500人だった。
 首都圏では通勤の足を直撃した。総武線京葉線外房線など千葉支社管内で同日朝から241本が運休、67本に遅れが出て21万9900人に影響。中央線、青梅線八高線など八王子支社管内では運休234本、18万4300人超に影響が出た。
 東海道線常磐線、中央線、埼京線などでも倒木や河川増水で運転を見合わせたり、通常の7割程度の本数になった。成田エクスプレスを除く特急や通勤ライナーは午前中はすべて運休した。
 東京メトロ東西線では一部区間で4時間にわたりストップし22万人に影響した。
 台風の北上に伴い午後からは東北に影響が広がった。
 常磐線の仙台~原ノ町間、奥羽線の米沢~福島間、仙山線の山形~仙台間で運転を見合わせたほか、津軽海峡線八戸線北上線五能線磐越西線など青森から福島、新潟県まで広い地域で運休が相次ぎ、同日夕から夜にかけて出発する首都圏と北海道、東北を結ぶ夜行列車も運休となった。

産経新聞 2007年9月7日]