旧北海道ちほく高原鉄道 車両売却

ちほく高原鉄道:銀河線6車両売却 来年開園予定、陸別の記念公園に /北海道

 北海道ちほく高原鉄道(伊藤昌博・代表清算人)の第6回清算人会議が8日、北見市で開かれ、昨年4月の廃線まで「ふるさと銀河線」を走っていた気動車6両を1両20万円で十勝管内陸別町に売却することを決めた。同町は銀河線記念公園を陸別駅跡周辺に造成する方針で、6両は試乗や体験操縦、展示用として「復活」することになる。漫画家、松本零士さんのキャラクターが描かれた車両=写真=も2両含まれる。
 同町は当初、10キロ近い線路を残して車両を走らせることも検討したが、赤字を避けるため保存線路を約500メートルに短縮。購入価格は6両の車両代金120万円に除雪車やエンジン付属部品などを加えた計約172万円。同町は11日開会する定例町議会に関連の補正予算案を提出し、来年の開園を目指す。

毎日新聞 2007年9月9日]