「エアポート常磐」 運転

年末年始に「エアポート常磐」運行 JR東日本

 JR東日本東京支社は21日、年末年始に常磐線沿線から成田空港へ乗り換えなしで行ける直通快速エアポート常磐」を初めて運行すると発表した。上野駅発着で常磐線成田線を経由。県内からは我孫子駅乗り換えとなるが、従来と比べ乗り換えが簡単になり、時間も短縮される。
 運行は12月29~31日と来年1月3、5、6日の6日間。北千住、松戸、柏、空港第2ビルなど7駅に停車。1月の3日間は成田山新勝寺の初詣客を見込み、成田駅にも停車する。
 183系6両編成で上りは全席自由、下りは全席指定で指定席料金は510円。午前と午後の1日上下各2本を運行。
 土浦駅の場合、午前5時22分発普通列車に乗り、我孫子駅直通快速に乗り換えれば成田空港駅には午前7時21分に到着。我孫子から普通列車を利用した場合と比べて乗り換えが2回から1回に減り、所要時間も16分短い1時間59分となる。
 JRでは総武線を走る成田エクスプレスが運行しているが、東京駅乗車となるため県内からの利用には不便。成田空港へ行く場合、バスを利用したり、遠回りして日暮里駅から私鉄特急に乗り換えるケースが多い。
 中村弘之東京支社長は「どの程度の利用があるか試したい」とし、需要があれば年末年始以外の繁忙期にも運行したいとしている。

産経新聞 2007年11月22日]