肥薩おれんじ鉄道 愛称「オーシャンライナーさつま」

肥薩おれんじ鉄道:出水―JR鹿児島中央駅直通、オーシャンライナーさつま /鹿児島

◇3月15日から土日、祝日に1日2往復
 肥薩おれんじ鉄道が出水―JR鹿児島中央駅間で運行する直通列車の愛称が「オーシャンライナーさつま」と決まった。列車はJRがダイヤ改正する3月15日から、土日、祝日に快速列車として1日2往復する。
 県交通政策課によると、路線の最大の魅力を「海(オーシャン)」として、公募で寄せられた208作品の最優秀「肥薩オーシャンライナー」「さつま」から選んだ。やや長い愛称だが、時刻表や、電光掲示板に掲示されるよう関係者と交渉する。列車に掲示するヘッドマークは見送る。「まなづる」「ぼんたん」など、出水、阿久根にちなんだ愛称も多かったが、特定の地域名は避けたという。
 直通列車は、阿久根市などが要望し、阿久根―鹿児島中央は1時間23分で結ばれる。だが、直通化に伴う時間短縮効果は、2~7分。川内駅での乗り換え時間は短縮されるが、肥薩おれんじ鉄道ディーゼル車はJRの電車よりも速度が遅いため、という。県などは「乗り換えなしの利便性などをPRしたい」という。

毎日新聞 2008年1月22日]