「夢空間」 今月引退

豪華寝台客車「夢空間」が引退へ JR東日本

 JR東日本は18日、豪華寝台車両「夢空間」を今月で引退させると発表した。29日夜に品川を出て盛岡に向かう臨時列車としてラストランを実施する。 夢空間はバブル期の平成元年に製造。定員6人の寝台車、食堂車、ピアノやバーカウンターもあるラウンジカーの3両で構成され、大手百貨店が手掛けた豪華な内装が話題になった。
 寝台特急北斗星」(上野-札幌)に連結したり、団体専用の臨時列車として使用されてきた。ラストランの乗客は連結した7両のB寝台車に宿泊し、深夜と早朝に夢空間の車内を見学してもらう。
 定員166人。料金は寝台券や帰りの新幹線、駅弁などセットで2万5000円。記念サボ(行き先表示幕)と乗車記念証が付いてくる。申し込みは19日午後2時からネット予約「えきねっと」(http://www.travel.eki-net.com)のみで受け付ける。

産経新聞 2008年3月18日]