恵比寿駅・目黒駅 可動式ホーム柵先行導入へ

JR東日本によると、山手線へ可動式ホーム柵が導入されることになりました。

1. 導入の進め方
山手線に可動式ホーム柵を導入するにあたり、「恵比寿駅」、「目黒駅」の2駅に先行導入され、
山手線全駅導入に向けた検証が行われます。
先行導入する2駅の可動式ホーム柵の使用開始時期は2010年度が予定されています。
先行導入駅で、技術的な課題、列車運行に与える影響等が検証され、
その結果を3駅目以降に反映して、今後、10年間を目途に全駅に整備が進められる予定です。

2. 可動式ホーム柵の特徴
可動式ホーム柵は、ホーム上の乗客の線路への転落や列車との接触を防止するために有効な設備であり、
車両側のドア開閉操作に連動して地上ドアが開閉します。
今回導入される可動式ホーム柵の特徴は、以下のとおりです。
・戸袋部の一部を「緊急脱出口」として設計し、車両からホームへの緊急時の避難に配慮する
・耐環境性能の向上、システムの二重系化など、信頼度の向上を図る
可動式ホーム柵の稼働状況を遠隔監視でモニタリングし、万一の故障時の体制の強化を図る

3. その他の工事
①ホーム構造改良工事
②定位置停止装置(TASC:Train Automatic Stop Control system)
③山手線の6扉車取替工事

http://www.jreast.co.jp/press/2008/20080603.pdf