JR西日本福知山支社 新型車両30年ぶり

新型車両30年ぶり導入 JR西・福知山支社管内

 JR西日本福知山支社は1日、山陰線と舞鶴線福知山線普通列車に8月11日から新型電車223系を導入する、と発表した。同支社管内への新製車両投入はJR発足後初。国鉄の福知山鉄道管理局時代を含めると約30年ぶりという。
 同車両は東海道線山陽線湖西線で新快速などの都市間輸送に運用されている同社の主力車両。走行時の使用電力を約20%低減した省エネ電車で、車いす対応トイレなどバリアフリー対応に加え、車体側面の強化など安全対策も施している。
 8月末までに福知山電車区にワンマン対応とした2両一ユニットの車両を計16編成32両配置。従来型の113、115系電車のうち、製造後約40年がたって老朽化している7割の車両を置き換え、山陰線福知山-園部間(一部は京都へ直通)と福知山-城崎温泉間、舞鶴線綾部-舞鶴間、福知山線福知山-篠山口間に投入する。
 大西邦和支社長は「快適な車内が特徴の電車。多くの人に利用してほしい」と話している。

京都新聞 2008年7月2日]