阪神なんば線 運賃とダイヤが決定

阪神電鉄によると、平成21年3月20日開通(予定)の阪神なんば線(西九条駅近鉄難波駅、3.8km)の
旅客運賃設定について、8月1日(金)に認可・届出が行われ、運賃が正式に決定しました。
西大阪線は、阪神なんば線開通にあわせて、阪神なんば線に改称予定です。

1. 認可された運賃の概要
(1) 認可日
 平成20年8月29日(金)
(2) 普通旅客運賃並びに定期旅客運賃の上限設定
 阪神なんば線の普通旅客運賃並びに定期旅客運賃(基本運賃)は現行運賃を適用するものとし、
 阪神なんば線の開通に伴い現在の営業キロ程を超える以下の区間の旅客運賃について、
 以下の通り認可されました。
 ① 普通旅客運賃(7区(現行31~33キロ)に34キロ区間を新たに設定)
   適用区間元町駅近鉄難波駅間(基本運賃 大人310円、小児160円 ※)
 ② 定期旅客運賃(34キロ区間を新たに設定)
   適用区間元町駅近鉄難波駅間(基本運賃1ヶ月 通勤12,480円、通学4,410円 ※)
 ※ 上記基本運賃に(3)の加算運賃がそれぞれ上乗せされます。
(3) 加算運賃の上限設定
 阪神なんば線の西九条駅近鉄難波駅区間、または同区間と他の区間とにまたがって乗車する場合の
 加算運賃について、以下の通り認可されました。
 ・普通旅客運賃 90円
 ・通勤定期旅客運賃 3,240円(1ヶ月)
 ・通学定期旅客運賃 1,350円(1ヶ月)
 但し、乗車区間が1区内(1~4キロ)の場合は以下のとおりとなります。
 ・普通旅客運賃 60円
 ・通勤定期旅客運賃 2,160円(1ヶ月)
 ・通学定期旅客運賃 900円(1ヶ月)
 ※ 加算運賃は新線建設等にかかった設備投資費用の一部を乗客が負担するため、
   阪神なんば線利用の基本運賃に一定の金額を加算するものです。
・加算区間
 西九条-近鉄難波(新線区間

2. 実施運賃の設定について
 阪神なんば線の実施運賃は、上限認可運賃が適用されます。

3. 実施予定日
 平成21年3月20日の開通日(予定)から実施

4. 主要区間の運賃と所用時分
三宮~近鉄奈良 940円 約80分(一部列車は70分台)
三宮~近鉄難波 400円 約40分
甲子園~近鉄難波 350円 約20分
尼崎~近鉄難波 320円 約15分
西九条~近鉄難波 200円 約8分


阪神なんば線開通時におけるダイヤ概要】
阪神なんば線開通時には三宮~奈良間で、急行系列車として「快速急行」が
ほぼ終日にわたって運転される予定です。
また、これ以外に「普通」等の阪神なんば線(尼崎~近鉄難波間)各駅に停車する列車については、
尼崎~東花園・奈良間で運転される予定です。

○ 運転の概要
① 列車種別と運転区間
 急行系:快速急行 三宮~奈良(最長運転区間
 各駅停車:普通、他 尼崎~奈良(最長運転区間
② 相互直通列車の運転本数
 急行系
  平日:朝ラッシュ時 1時間当たり5本、昼間時 1時間当たり3本
  休日:1時間当たり3本
 各駅停車
  平日:朝ラッシュ時 1時間当たり5本、昼間時 1時間当たり3本
  休日:1時間当たり6本
 合計
  平日:朝ラッシュ時 1時間当たり10本、昼間時 1時間当たり6本
  休日:1時間当たり9本

http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR200808291N1.pdf