ふるさと銀河線 ラッピング車両

ふるさと銀河線 「銀河鉄道999」車両計画 北海道

 21日に廃線となる第三セクター鉄道ふるさと銀河線」(北海道十勝管内池田町-北見市、140キロ)について、沿線の同管内陸別町の有限会社が、陸別-川上間9.8キロの鉄路を残し、02年に漫画家、松本零士さんが描いたアニメ「銀河鉄道999」のラッピング車両を走らせる計画を進めている。収益確保など課題は多いが、町も前向きに検討しており、早ければ連休明けに町議会に関連議案が提出される見込み。
 有限会社は、今年1月に商工会有志が設立した「銀河の森」。同線を運行する「ちほく高原鉄道」は所有車両10両のうち4両を売却することを決めているが、「999」を描いた2両を含む残り6両を、「銀河の森」が使用する。構想では川上駅を歴史記念館に改装し、陸別駅から乗った観光客に見学してもらう。同社は線路を公園として整備し、鉄道事業法の規制からは対象外となる。
 廃線となった鉄道を運行できる方法で残す試みは、青森県の旧下北交通大畑線で例がある。松本さんは「古い列車やレールは文化遺産であり科学遺産。壊してしまえば取り戻せない。“動態保存”に大賛成」と喜ぶ。松本さんは銀河線の最終運行を見届けることはできないが、「保存された列車に乗りに行きたい」と話す。

毎日新聞 2006年4月18日]


いよいよ廃止になってしまいますが、
このような形で少しでも残るということはいいことだと思います。
時代の流れには逆らえないでしょうが、
逆に今の時代だからこそ昔ながらのローカル線を
大事にしていって欲しいと思います。