SL「土佐二十四万石博 一豊&千代号」

SL「一豊&千代号」始動 26日まで高知ー須崎間

 JR四国が5年ぶりに土讃線で走らせるSL「土佐二十四万石博・一豊&千代号」の運行が23日から始まり、晩秋の土佐路に「ブォー!」と懐かしい汽笛の音が響いた。26日までの4日間、高知―須崎間を1日1往復する。
 高知市で開催中の土佐二十四万石博や、大河ドラマ放映に合わせて同社が企画。JR西日本京都市梅小路機関車館に展示している「C56―160号」を借り受けた。
 初日は小雨が降る中、JR高知駅で約260人の乗客を乗せて出発進行。蒸気と煙をもくもくと噴き上げ、「ブォー」と汽笛を響かせながら力強く走りだすと、乗客や見物客らも「懐かしいねえ」「かっこいい」。
 高知、須崎駅などでは、よさこい鳴子踊りや太鼓演奏などの歓迎行事も行われ、多くの沿線住民が笑顔でSLの雄姿を見守った。
 26日までの運行時刻と停車駅は次の通り。
 【下り】高知午前8時39分▽伊野9時18分▽日下9時48分▽西佐川10時18分▽須崎着10時52分【上り】須崎午後1時7分▽佐川1時49分▽日下2時15分▽高知着2時48分

高知新聞 2006年11月24日]