余部鉄橋架け替え

余部鉄橋、架け替えへ=犠牲者しのび、あす20年-山陰線列車転落・兵庫

 JR山陰線の余部鉄橋兵庫県香美町)で、回送列車が転落し6人が死亡した事故から28日で丸20年となる。最近は観光スポットとしても人気を集めているが、橋は老朽化が著しい。今年度中にコンクリート橋の新設工事が始まり、2010年度には姿を一新する。
 事故は、1986年12月28日午後1時半ごろ発生。走行中の回送列車が強風で鎧~余部間の同鉄橋から転落し、下の工場で働いていた主婦ら5人と車掌の計6人が犠牲になった。
 事故後、現地に慰霊碑が建てられ、毎年12月28日に合同の法要が行われてきた。今年も例年通り予定され、遺族の1人は「鉄道は安全第一を心掛けてほしい」と話す。 

時事通信 2006年12月27日]