三江線 6月中旬に全線開通

JR三江線:6月中旬に全通 高校生に配慮、ダイヤも改正 /鳥取

 JR西日本米子支社は27日、昨年7月の大雨被害で不通となっていた三江線(江津―三次)を6月中旬から、全線開通すると発表した。ダイヤ改正も行われ、江津、川本(4月から島根中央)の2高校に通う生徒に配慮したのが特徴。
 同支社によると、大雨被害で全線が一時不通になったが、浜原(島根)―三次(広島)間の58キロで昨年12月中旬に運転を再開。その後、全線開通を目指し、江津(島根)―浜原間で復旧工事を続けてきた。現在、両駅間はバスによる代替輸送を行っている。
 新ダイヤは、江津高生徒が始業より2時間前に登校している実態を踏まえ、7時10分石見川本駅発の上り直通列車(1両)を新設。川本高生徒にも、8時32分に石見川本駅に着く上り列車を8時22分と10分繰り上げ、通学にゆとりを持たせる。

毎日新聞 2007年3月28日]