JR西日本 在来線に地震速報導入

在来線全線に地震速報導入=警告を自動発信-JR西

 JR西日本は在来線全線を対象に、気象庁緊急地震速報に基づいた列車停止システムを12月から順次導入すると発表した。気象庁が初期微動(P波)を検知し提供するデータを利用、運転士が列車を止めるまでの時間が数秒から十数秒早くなる。山崎正夫社長が25日、定例記者会見で明らかにした。
 JR西は自社の地震計を使ったP波の地震警報システムとして、山陽新幹線のほか、在来線の主要路線で、運転士に無線で地震発生を伝達するシステムを運用している。
 新システムでは、気象庁からデータを受け取った上で指令所で解析。大きな揺れが想定される地域の列車に、無線で警告を自動発信し、運転士が非常ブレーキをかける。

時事通信 2007年7月25日]