福岡市営地下鉄 ICカード導入へ

ICカード:福岡市営地下鉄、09年度に導入 JR、西鉄との相互利用も /福岡

 福岡市は東京などの都市圏で進んでいる、かざすだけで改札口を通る電子カード型乗車券を09年度に市営地下鉄全線に導入する。08~09年にはJR九州西日本鉄道も導入予定で、将来的には相互利用も視野に入れている。既に相互利用が可能となっている首都圏、関西圏に続いて、九州エリアの電子カードネットワークが進みそうだ。
 ICカード型乗車券は01年、JR東日本が「Suica(スイカ)」を販売したのに続いて、昨年までにJR西日本東急電鉄などで導入が進んでいる。福岡市は昨年7月、交通局内に検討委員会を設置。昨年10月に導入を決め、改修工事を今年9月からスタートさせた。09年までに地下鉄全35駅の計228台の改札機でカードが対応できるようにする。
 ICカードは事前にカードに対応する口座に入金しておくと、改札口で運賃が差し引かれる。カード1枚で定期や普通の乗車にも利用できる。市交通局の調浩一営業課長は「将来は西鉄、JRとも利用が可能な利便性の高いカードにしたい」と話している。

毎日新聞 2007年10月24日]