旧信越線横川-熊ノ平 紅葉の名所に

廃線信越線:横川―熊ノ平間、「紅葉の名所に」 安中市長が表明 /群馬

 安中市の岡田義弘市長は24日の記者会見で、長野新幹線の開通で廃線となったJR信越線横川―熊ノ平間(6・2キロ)を紅葉の名所にする方針を明らかにした。
 童謡「もみじ」は、妙義山など碓氷峠周辺の秋景色を題材に生れた。もみじの植樹は、その美しさと歴史を再確認してもらい、観光客増加を図るのが狙い。
 植樹は来年度に県の補助を受け、横川―めがね橋間に整備した「遊歩道アプトの道」沿いに苗木200本を植える。その後、熊ノ平まで約5000本を順次植樹する予定。岡田市長は「歩いて見て楽しい名所づくりを目指す」と述べた。一方、トロッコ列車の熊ノ平までの延伸については「駅周辺が狭く、復活させては危険」と慎重姿勢を見せた。

毎日新聞 2007年10月25日]