JR九州のICカード 「SUGOCA」に決定

JR九州のICカード 09年導入

 JR九州は29日、改札の出入りが便利になる乗車・定期券などとして2009年春から福岡・北九州両都市圏を中心に144駅で導入を計画するICカードの名称を、「SUGOCA(スゴカ)」に決めたと発表した。親しみやすさを感じてもらおうと九州で「すごい」を表現する方言「すごか」とかけた。
 「Smart Urban GOing CArd」の略。「街中を賢くスムーズに行き来できる」との意味を込めた。
 ロゴデザインとキャラクターも決定し、キャラクターは米国人デザイナーのロドニー・A・グリーンブラット氏がデザインした「カエルと時計」を採用。列車で「帰る」との機能や鉄道の持つ「定時性」などを表現しているという。
 今回の名称とデザインは、大手広告代理店4社に競わせて決めた。同カードは電子マネー機能付きで、JR九州の駅売店などでも利用できる。初年度に33万枚の発行を目指す。

西日本新聞 2007年10月30日]