近鉄難波駅が「大阪難波」駅に改称

近鉄難波が「大阪難波駅」に 来春、「大阪の駅」打ち出す

 近畿日本鉄道は31日、来春の阪神なんば線(西九条~近鉄難波)開業に合わせ、近鉄難波駅を「大阪難波駅」に、上本町駅を「大阪上本町駅」に変更すると発表した。「大阪」を打ち出すことで、近畿圏外からの乗客に分かりやすくする。
 名古屋、京都、奈良など同社の特急始発駅には都市の名前が入っているが、大阪市内の始発駅である上本町、難波だけが例外だった。中部圏からの乗客にはなじみが薄いと指摘があり、同社は近鉄名古屋駅内での行き先案内板では「大阪難波行き」などと表示している。
 今回、駅名自体を変更することで「大阪の駅」を打ち出す。難波を経由して三宮までつながる阪神なんば線の開通により、同社の広域ネットワーク路線が拡大することをアピールする狙いもある。
 また、難波駅内を改装し、飲食店など17店舗が入るショッピングモールを新設すると発表。東西の改札間を中心に店舗を新設。その結果、商業施設の店舗面積は現在の約3倍になる。オープン予定は来年2月。阪神なんば線開通との相乗効果を狙う。

産経新聞 2008年3月31日]